電気温水器交換工事の流れ
Onsuiki Process
電気温水器交換工事の流れ
電気温水器交換工事の一連の流れをご説明させていただきます。基本的には既存の電気温水器を取り外し、新しく交換する電気温水器を設置する、といった流れです。言葉で言うのは簡単ですが、既存電気温水器を取り外すためには接続されている「配管」「電気配線」を取り外す必要がありますし、そのためには「ブレーカを落として電気を止める」「水を止める」といった作業が必要です。基礎部分が悪い場合は基礎工事も行います。そして、電気温水器は非常に重いため、一筋縄ではいきません。
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電気温水器交換工事の流れ
既存の電気温水器の撤去
水が入っている場合は水抜きを行います。10年ほど前の電気温水器は水が入っている状態で約500キロになるため、必ず水抜きをする必要(水を抜いた空の状態でも約80キロ)があります。作業開始すると給湯が出来なくなるためご注意ください。

電気温水器の水抜き
温水器ブレーカーおよび本体(漏電)ブレーカーを切ります。そして給水栓を閉じます。その次に、吸気を確保するためにお湯側の蛇口を1,2か所少し開栓し、逃し弁も開栓します。そして排水栓を開けて配するします。毎水管が細い場合などは排水があふれたり、貯湯の温度が高い場合は、やけどの危険がありますので注意して作業します。全て排水出来るまで、30分~1時間位かかる場合があります。。

基礎工事
既に土台(基礎)があり、そのまま使用できる場合には、この作業は不要となります。
交換工事ではなく新規の工事の場合基礎工事が必要な場合が多いです。電気温水器は室内だけに設置して完了できるものもあれば、室外に設置するものもあります。室外に設置する際に貯湯タンクを乗せる土台、いわゆる「基礎」を作る基礎工事を行います。
ガス式給湯器や石油式給湯はタンクがありませんが、電気温水器には、製品により200リットル~500リットルのタンクが付いています。空でもかなりの重量になるため、倒れないような土台の上に設置するのが基本です。
交換工事でも既存の基礎部分が劣化が激しい場合、作り直す必要があります。
また、基礎工事がある場合、工事が1日程度多くかかる場合もあります。

配管工事
給水配管、給湯配管、排水配管については、劣化状況を見て、新しいものに交換する必要があります。配管の保温材が劣化すると給湯効率が下がりますので、確認し対応します。また風呂給油タイプの場合で追い炊き機能がある場合には、追い炊き用の配管を設置する場合もあります。

電気温水器の設置
電気温水器を設置します。新型の電気温水器でも、50キロ以上の重量のことも多いため、複数のスタッフで設置します。屋内設置の電気温水器の場合は、養生シートを使い、床や壁に傷がつかないように気を付けて運びます。

配管接続工事
設置した電気温水器に対して、給水・給湯の配管をつなぎます。 給水用の管を塩ビのパイでつなぎ、減圧弁でタンクに水が通るように設置します。減圧弁は逆につけてしまうと電気温水器に水がはいらなくなるため、方向を間違えないように気を付けて取り付けます。また、排水用のバルブを付け、わきあげ中に発生する膨張水を排水するための逃し弁とパイプを取り付けます。また風呂給油タイプの場合で追い炊き機能がある場合には、追い炊き用の配管をお風呂までつなぎます。

各種電気工事
電線、アース線をつなぎます。
また、台所や、お風呂場に電気温水器のリモコンを設置します。交換の場合は、既存の場所を利用してリモコンを設置しますが、新規設置の場合は、壁に穴をあけ、電線を通し設置を行います。リモコンが傾かないように水平を取るなど丁寧に作業していきます。

試運転
設置と各種接続が完了したら問題や異常がないか、確認するために試運転を行います。電気温水器が正常に動いてわきあげが出来るのか確認します。操作方法なども合わせて説明いたします。

~電気温水器交換工事のまとめ~
いかがでしたでしょうか。「電気温水器の交換工事の流れ」をご紹介させていただきました。一連の交換作業時間は、約7時間です。ご参考になれば幸いです。
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電気温水器 交換工事の流れ
施工前
施工時
(作業時間の目安:基本的に4~6時間)

スタッフから一言
電気温水器は設置環境によって、そのメリットや機能に大きな違いが出る設備です。エービーシー住設(仮)スタッフは現地調査の段階から多くのお客様へご提案を行ってきており、お客様目線で最適な製品のご提案も可能です。お気軽にお問い合わせやご質問をいただければと思います。







